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- 太陽光発電メンテナンスの重要性
太陽光発電システム適切なメンテナンスが不可欠
太陽光発電は、取り付けたら終わり……というメンテナンスフリーシステムではありません。導入後、システムや機器のトラブルばかりでなく、ソーラーパネルの汚れ、雑草や落下物による太陽光の遮蔽などでも発電量は著しく低下し、想定した売電額が達成できなくなることがあるからです。そうなれば、せっかく投資した資金の回収も利益確保も、困難になることもあるでしょう。
こちらでは広島・山口の「株式会社 輝電装」が、清掃、除草作業も含めた太陽光発電メンテナンスの重要性についてお話しします。
メンテナンスが不可欠である理由
太陽光発電は、発電モジュール(パネル)だけでなく、各種配線、パワーコンディショナー、接続箱など多くの機器やデバイスが一体となって、はじめて正常に動作する大がかりなシステムです。構造的に複雑なだけに、それを構成する各機器、各部のどこかに不具合があれば、仕様通りの発電量を確保することはできません。
また、機器などのトラブルとは違い、見過ごされがちなのがソーラーパネルの汚損です。太陽光を受けるパネルの表面は発電セルを保護し、光を透過するためのガラスで覆われていますが、落ち葉や雑草などで一部でも覆われていると発電効率は大幅に低下してしまいます。植物だけでなく、鳥の糞、土埃も汚損の原因になります。システムの不具合を見つけることも大切ですが、こうした環境要因にも目を光らせることが、太陽光発電で継続的に利益を得るためには不可欠です。
発電量低下を招く意外なトラブル
太陽光発電を導入してそれほど年月が経過していないにもかかわらず、メーカーが公表しているシステムの定格出力と比べ、晴天時でも思ったように発電量が伸びないといった場合には、下記のような不具合が発生している場合があります。
- 原因 1
発電モジュールまわりの不具合
発電セルやダイオードの破損、ショートなどが一部でもあると、システム全体の発電量が大きく低下します。
- 原因 2
パワーコンディショナーなど機器まわりの不具合
ソーラーパネルに不具合が見つからないにもかかわらず発電量の低下が顕著な場合は、パワーコンディショナーや接続箱など機器類の故障、トラブルが疑われます。
- 原因 3
パネルの破損
強風による飛来物や落雷、積雪などがあると、その衝撃でソーラーパネルが破損することがあり、発電量の低下を招きます。
- 原因 4
雑草の繁茂
野立ての発電システムでは、敷地に繁茂する雑草などで太陽光が遮られ、ソーラーパネルが十分に発電できないことがよくあります。
- 原因 5
パネル方向のズレ
ソーラーパネルは、日照を最大限活用できるよう、設置位置や発電セルの向きが設定されています。しかし、架台の破損や歪み、またボルトなどの緩みが生じると、最適なパネル角度を維持できなくなり、発電量低下を招きます。
- 原因 6
パネルの汚れ
砂埃、鳥の糞などが積もるとセルに到達する光量が減り、発電効率が大幅に低下します。また糞害によりホットスポットが生じるため発電セルが焼損することもあります。
- 原因 7
鳥の巣
屋根と太陽光モジュールのすき間に鳥が巣を作った場合、モジュールのバックシートやケーブルなどを破損される場合があります。